普通のヘアカラーで白髪を染めていい？

Q.白髪染め買うの恥ずかしいから、普通のヘアカラーで染めていい？

A.白髪、あんまり染まらないよ。

仕組み自体は同じなんですけど、中身が違いますので染まり方に差が出ます。
まぁ、この辺は実際に使った方が速いので早速。

白髪染めとおしゃれ染めの染まり方の差

では実際にヘアカラーと、白髪染めの染まり方の差の実験を。

お馴染みの毛束を用意。これに

それぞれ、ヘアカラーと白髪染めを塗っていきます。
（赤がヘアカラー、緑が白髪染め）
色は同じ８レベルのブラウン。
使ってる色は同じだし、同じ色になるんじゃないのん？
とね…まぁ、よくある誤解です。

それでは染めていきましょう。ぬりぬり。

放置…。
チーン。

はい。

左が普通のヘアカラー。右が白髪染め。
白髪の染まり具合と、黒髪の明度の差がわかると思います。
引きで撮ってるので、黒髪をちょっとアップにすると

流石にわかりますね。
明るくなってるのがヘアカラー、黒いままなのが白髪染めです。
で、思い出してほしいんですが、

使ってる色は同じ8レベルのブラウンです。

同じブラウンと言われてても、こんだけ差が出る訳です。
これが白髪染めと普通のヘアカラーの違いってやつですね。

あ、ちなみに今回はサロン用のヘアカラーを使ってますが、
市販のでも仕組みは一緒ですので、似たようなことになるはず。

ヘアカラー・・・黒髪が明るくなるけど、白髪はあんまり染まらない。
白髪染め・・・白髪はしっかり染まるけど、黒髪はほとんど明るくなってない。

こうなった訳ですけど、
ブリーチ力と染料のバランスによる差です。

ざっくり行きますが

普通のヘアカラー

黒髪に対して使われる想定。
黒髪を明るくするためにブリーチ力が高めで、染毛力が低め。

白髪染め

白髪をしっかり染める事が前提。
なので、普通のヘアカラーに比べブリーチ力が低く、染毛力が高め。

こんな感じです。一言で言えば

明るくする力と、入る色の量が違う。

この違いですね。
うわぁ当たり前のこと言ってる…ｗ

この辺の仕組みはホーユーさんのサイトがわかりやすいので、参考までに。
→http://www.hoyu.co.jp/startup/mechanism/difference.html

ヘアカラーは結構色を抜いて、ちょっとだけ色を入れてる。
白髪染めはちょっと色を抜いて、沢山色を入れてる。

基本はその違いです。

これはケースバイケース。

白髪がたま～に１．２本いやがる。
という人だとヘアカラーで全体を明るくして、白髪を目立たなくする。というのもアリです。
（うちの嫁がこのパターン）

少ない人でもしっかり染めたい！という人もいますし、
多い人でもぼかすように染めたい、という方もいるので…単純に「どうしたいか」の問題です。

あと、白髪染めでも明るく染めたい、という場合だと一回の白髪染め使用じゃ中々難しい。
一度、黒髪の色を抜いてから白髪染めでしっかり色を入れる（ダブルカラー）
とかじゃないと、中々一回では綺麗に染まりません。

とりあえず、ここで言いたかったことは

普通のヘアカラーで染めたら白髪が全然染まらなかった！

いや当たり前…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ。
この失敗を無くして頂ければ。

普通のヘアカラー（おしゃれ染め）に白髪を染める力はあんまりないよ！
という事です。